引越しの決意
まず、僕らの場合は2部屋要らない。結婚前は僕とオクサマとで一部屋ずつ(一部屋は兼寝室)分けるイメージを描いていた。でも、結局寝室とリビングを二人で共有する使い方になっている。しかも寝室やダイニングが広いことも有り、リビングがあまり使われない状態が続いていた。せいぜい友人が泊まるときに重宝するくらいだった。僕らの生活スタイルではこの部屋の広さと間取りが見合わない事をオクサマと確認した。しばらくこの生活は続くだろうし、この先子供が生まれても就学までは1LDKで十分だろうと考えた。
それと、オクサマの勤務地の都合で選んだため、今の部屋は僕の通勤には多少不経済であり、しかもオクサマの転職でその制約が消えている。
また、オクサマの転職で手取りが減る見込みもあり、先々の貯蓄計画を見据えると数年続く月5.5万円の奨学金の返済が終わるまでは家賃13.2万円の負担を減らしておきたい。あと僕が裁量労働ということもあって残業代がでないので、仕事を増やして収入を増やす算段よりは支出を抑えるほうが手っ取り早い。
そんないくつかの理由が重なり、僕とオクサマは引越しを決意した(ちなみに大きい部屋を借りたことでお互い整理を始めるまで時間的に余裕を持つことができたし、新しい部屋で新しい生活をはじめることができて気分も良かった。今の部屋を借りたこと自体は二人とも後悔してない)。
予算と場所の目安
まず予算と場所を相談した。都心はどこも高いので家賃を減らすには都心から離れなければならない。今、僕の通勤にdoor2doorで大体片道30分。さらに片道15分かけるとすると毎日往復30分×20日で月10時間余計にかかることになるが、このくらいになると市部あるいは都外になり月3-4万円ほど家賃が安くなる見込みが高い。従って1時間3000-4000円相当と結構な高価値になる。通勤中は本を読んだりすることも出来、まったく無駄ではないのでこの水準で時間を売ることにした。間取り
余分な荷物が整理できたけれども、まだまだ収納は必要である。しかし東京の収納事情を考えると、今住んでいる部屋のように2間のクローゼットが2つなんて物件は、僕らの条件では出てきにくい。そこで、生活空間は1LDKで十分だけれども、一部屋を収納に充てられる2LDKあるいは1SLDKを視野に入れることにした。候補地
10万円以下で1SLDKあるいは2LDK、勤務地やオクサマの実家への利便性、また僕らが最低限希望する条件を加えて検討すると、いくつかの候補地が挙がる。その中で条件に合う物件がもっとも多い某所を見たいとオクサマに相談したら、乗換えが不便であることを理由に却下された。僕はその理由を不満に思って理由を尋ねた。話をするうちに、地下鉄から地下鉄への乗り換えに比べ、JRから私鉄への乗換えは、外に出たりするのが不便で、嫌なのだということがオクサマから伝わってきた。
それでも僕は、今も私鉄とJRの乗り換えはしているし、それが実感できないから反論するのだが、オクサマは現地を知っているので嫌がり、うまく噛み合わない。しかし、さらに話をしているうちに本当の理由が見えてきた。原因は、僕が論理的に一番と感じた点を譲らないことが多いから、だった。オクサマも住む候補とは考えていいと思っていたけれど、まず先に他の地域を見るために予防線を張って却下していたのだ。僕は納得し、あくまでも候補のひとつとして現地を見に行くことで話をつけた。
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今週末から検討をする事を確認して話を終えようとした。するとオクサマに、僕が論理的でない説明を受けて理解できないと、すぐ不機嫌になることを指摘された。僕は謝って、努力を約束し仲直りをした。
就寝時間になったので、僕はダイニングから寝室に移動して寝る準備を始めた。
20分後、「何でオクサマを置いていくんだよー!」とオクサマが寝室の扉を開けた音で僕は目を覚ました。
「迎えに、来いっ!」
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