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2006年03月13日

オクサマはお茶を飲みたがるよ

「オクサマはお茶が飲みたい。」

オクサマがそう呟いたので僕はお湯を沸かし始めた。オクサマはニヤッとして「ふっしぎー!希望を口にしただけでお茶が出てくる!」と歓喜した。お茶くらいで喜んでもらえるのなら安いものだ。だから僕が面倒でないときはお茶を淹れる。もちろん逆に僕がオクサマに頼むこともある。

けれど、ふと気がついた。オクサマは何故かいつも遠まわしな表現をする。そのことを質問すると「ちゃんと頼むと、だんだんオクサマの立場が弱くなるような気がして、心苦しくなってくるから」とオクサマは供述した。僕は大笑いして、お茶くらいじゃ弱くならないからちゃんと頼むようにお願いした。

「わかった。お茶を淹れてください。あと、いつもありがとう。」

オクサマは改めて依頼を口にした。そして僕は感謝の言葉にうれしくなった。

「そう、いつもちゃんと感謝してるよー」「あ、でも、おいしいと言う表現はしてなかったかもしれない」僕が大げさに嘆息を付いて美味しくないんだと拗ねて見せると「いやー、淹れてもらっていたから遠慮していたんだけどさ、ダンナチンが淹れる紅茶、ちょっと濃くない?」と言う。

この日、僕がいつも紅茶のティーパックを必要以上に漬けすぎていた事実が発覚した。

コメントを受け誤解を生んだ表現を修正しました。
不十分なエントリを公開してしまい、大変失礼しました。
2006年03月23日

オクサマは僕を呼ぶよ

ソファでテレビを見ていたオクサマが、僕のほうを向き、自分の膝をパンパンとたたいた。

『ダンナチン ココニ スワレ』のブロックサインである。僕は両耳をつまむ『OK』のサインを送って、オクサマのひざの上に座った。

僕の捕獲に成功したオクサマは「やったー!」と後ろから抱きつき、しかし次の瞬間「ダンナチンがでかくてテレビが見えない……。」と途方にくれていた。

オクサマはちょっと考えて、僕のわきの下から顔を出して「見えた。」と言った。「テレビ見えたよ!ダンナチン!」と出てきたオクサマの頭は僕の脇の下にすっぽりはまっていた。あまりにちょうどいい位置だったので僕はオクサマの頭を撫でてみた。

頭を撫でてられて、オクサマは気持ちよさそうに目を閉じて口を開けたよ。


そしてやっぱりテレビが見れなかった。
2006年03月30日

オクサマは「さもい」といったよ

最近知ったページ、『ツマ2年生な日々』を読むのが楽しい。激務のオットを癒すツマの姿に既視感を覚え、オクサマに紹介してみた。

そして内容を二人で楽しく読んでいた。するとオクサマはその中の「ねもたい」という表記に敏感に反応し、我が家に「む→も」変換文化が伝播した。オクサマは早速「さもい、さもい。」といいながら布団に包まった。

そして首だけ出して「ダンナチン、オクサマはさもいです。お茶がのもたいです。」と言った。

オクサマの言からは「み→も」への変換が同時におこなわれ、既に新しい文化へと派生したことを伺い知ることができる。非常に興味深い。

それはそれとして、お茶を入れた。
2006年04月09日

オクサマは働くよ

「オクサマ、ピンチ!」

結婚式にかかわる費用の半分と、一年の休養の間のお小遣いとで、ついに、オクサマの貯金が底をついた。それと、先日、引越し先がほぼ確定したこともあり、部屋を仮押さえしたあと、すぐにオクサマは引越し先近くで再就職した。偶然にもオクサマの希望にかなう職場が見つかったのだ。

オクサマはすでに働き始め、勘を取り戻すべく、また新しい職場に慣れるべく、毎日必死に起きて仕事している。

そんなオクサマを僕はそれとなくサポートをしていた。とはいえ、僕が朝食を食べるついでに同じ物を用意したり、疲れて帰ってきたオクサマに食事を用意したり、お風呂を入れたり、マッサージをしたり、愚痴を聞いたりするだけだ。

ある日、オクサマは「働きはじめたら、ダンナチンがやさしい!」と感想を述べた。続けて「休んでいる間はこんなことはなかった。」「ダンナチンはきっと何もしないオクサマに愛想を尽かしてたんだろ?」と僕に尋ねてきた。

僕が否定したのだが、ここしばらくの僕の変化を感じ取っていたオクサマは「ダンナチンは働いているオクサマが好きなんだな。」と結論付け「働かないと離婚される。一生働かされる。うえーん。」と嘆く振りをして僕の反応を楽しんでいた。

それに負けじと、僕は、20万円が入った封筒を片手に、給料日までのお小遣いをどうするかを質問して話を逸らした。オクサマは「えへへー。ありがとう。ボーナスで返すね。」と笑って受け取った。

そして気が付いた。

「あぁ!まんまと働かされる!罠だ!これは罠にちげえねぇ!」

「しかしオクサマは死んでも封筒を放しませんでした……。」

オクサマはハチクロ1巻115Pの森田さんと3巻164Pの真山の物真似をした。マニアック。
2006年04月18日

オクサマはお菓子を食べるよ

「お菓子食べたい人!」「はい!」

オクサマは一人で問いかけ一人でお菓子に手を伸ばす。「くふふ、自作自演。」といいながらお菓子を食べる。そして時々、僕の口にお菓子を押し当て僕を共犯に仕立て上げようとする。

「あーあ、たべちゃった!」



「食べたいっていうから食べさせてあげたんだよ?」

時々、計画犯に仕立て上げられることもある。
2006年05月06日

オクサマは僕に苦情を言うよ

日差しが暖かくなってきた春、僕の太腿の間に足首を突っ込んで暖を取っていたオクサマは「ヌルイ!」と僕に苦情を言った。

「いつもは熱いくらいなのに温いよ!ダンナチン!」と言う。

それはきっと相対的にオクサマが暖かくなったからだ、と、僕のフリースのパジャマを着込んでぬくぬくしているオクサマを僕は諭した。

「そんなの知らないよっ。ダンナチンはオクサマより相対的に暖かくなければならないんだよー。こまるんだ。」

オクサマは僕を摩擦し始めた。
2006年05月09日

オクサマは手に乗るよ

ソファに寝転がって本を読んでいたオクサマを起こそうと、顔の下に手を差し入れた。

「手乗りヅマッ!」

オクサマは僕の手にあごを乗せ、「ピーチクパーチク!」と言いながらポーズをとった。ゴールデンウィークは平和に過ぎた。
2006年05月19日

オクサマは本音を吐いたよ

少し仕事で帰宅が遅くなった雨の日、僕が玄関の扉を空けるとオクサマが「おかえりー!」と廊下を駆け抜けて飛び掛ってきた。

そしてオクサマは「ダンナチンがいなくて寂しかったよー。かっこ、ダンナチンの体温がなくて寒かった。」と本音を駄々漏れにさせながら僕の素肌に冷たい手を押し当て暖を取り始めた。

「はぁ、ぬっくーい。」と満足そうにオクサマは冷たさに身悶える僕を出迎えた。
2006年05月27日

オクサマはお弁当を作ったよ

引越し後、オクサマの発案により、我が家にお弁当制度が導入された。

財務担当であるところの僕にお小遣い制度を導入され、また昼食代が思いのほかお小遣いを逼迫させることがわかったため、本や服が満足に買えないオクサマのストレスを軽減するために必要な制度である。

初日、オクサマは張り切ってお弁当を作った。もちろん僕の分もだ。
二日目、オクサマは眠い目をこすりながらお弁当を作った。もちろん僕の分もだ。
三日目、オクサマは僕と同時に起きた。オクサマはお弁当製作をあきらめた。お弁当制度終了の危機が訪れた。

ちなみに、起きてから15分でシャワーを浴びて着替えて家を出れる僕に比べ、オクサマは化粧をはじめとする身支度に時間がかかる。ほぼ同じ時刻に家を出るため、同時に起きると僕には30分ほどの余剰の時間があることになる。

そこで、同時に起きた三日目の日、僕はお弁当三日坊主クライシスを回避すべく、朝食を作るついでにお弁当を詰めた。卵焼きを焼いた他は前の日の夕食や冷凍食品を詰めただけのものだがオクサマは喜んでくれた。

そして詰めるだけなので、同時にさえ起きれば難はないので同時に起きたときを条件に、僕が弁当を作ることを約束した。代わりにオクサマは、夕食作成をがんばることを誓った。

がんばれ、オクサマ、夕食を作らないとお弁当がすべて冷凍食品になるよ!と僕が激励すると「それはそれで問題ない」と言う顔をした。二人の料理スキルはまだ冷凍食品にはかなわない。
タグ: 料理
2006年05月29日

オクサマはお約束事を守ったよ

ニュー・スーパーマリオブラザーズ友達と飲んで遊んで帰った夜、オクサマにお土産「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」を買って帰った。

オクサマは満面の笑みでプレイし始めた。

オープニングでピーチ姫がさらわれるのを見て「またさらわれてるの?もうさー、そんなに大事なら片時も離れるなよー。」とお約束事を問う挑発的な発言をし、ゲーム開始をした。


そして最初のクリボーにぶつかって死んでいた。

オクサマは「何もなかった。」といって電源を再投入した。



僕はまだプレイしていない。しかし、購入対価に見合うエンターテイメントを、見た。
2006年05月30日

オクサマがないたよ

引越しをしてしばらくたったころ。

ペットを飼えるなら猫を飼ってみたい、と僕が話をしたら、オクサマが「ニャー」と鳴いた。

妻がニャーと鳴く生活。

僕がそうつぶやいたらオクサマはもう一度「ニャー」と鳴いて笑った。
2006年06月06日

オクサマはドーナッツを食べたよ

ある休日の昼近く、夜更かしをしたせいでなかなか起きられないオクサマの唇に、僕はドーナッツを近づけてみた。

近づけて数秒後、オクサマは半分寝ながらも気がついた。そして目をつぶったまま口をあけて食んだ。そして咀嚼してから「これ、なに?」って僕に聞いた。



オクサマは常に一服盛られる危険にさらされているようだ。
2006年06月09日

オクサマは僕にお菓子を食べさせて失敗したよ

オクサマは、僕が歯磨きをした後に限ってお菓子を食べさせようとする。まだ、自分が歯磨きをしていないから、一緒に歯磨きをする仲間を作ろうとするのだ。

そんなオクサマの思惑に乗らないように、いつもは差し出されたお菓子は断固拒否する。しかし、ある日、少しお腹がすいていた僕は食いついてみた。

「お、食べた」

オクサマは「餌付け、餌付け」とうれしそうにもうひとつ差し出す。

それも平らげた僕は、もっと、と口をあけた。

「お、珍しいな」ともうひとつ差し出す。

僕は食べ終え、さらに口をあけた。

状況を飲み込んだオクサマは「なくなってしまう……」とスンスン泣きまねをしながら、僕にお菓子を差し出し続けた。



そしてなくなった。

二人で歯磨きをしながら、オクサマは「痛ましい事故だった」とつぶやいた。

狙い通りに事が運んだのに、なんだか納得いかない様子だった。
2006年06月16日

僕は藪をつついて蛇を出したよ

オクサマに『今日も帰りが遅いnya…』を見せた。「ニャー!」と鳴いたあと、オクサマは「でもこんな風には待っていないよ」と僕に言う。

「ちっ、おそいんだよ、早く帰って来いよ、コンニャロウ!ってヤサグレながら待っているんだ」って笑顔で言われた。

言われて僕も気がついたのだけれど、最近自分の仕事が忙しいことをオクサマに伝え忘れていた。だから、「6月から7月半ばまでは忙しい」と改めて伝え、そしてカレンダーに仕事の予定を書いた。オクサマは状況を飲み込んで納得していた。

些細なことでもサボると喧嘩の火種になりかねないのだ。オクサマは『今日も帰りが遅いnya…』と待っていてはくれない。
2006年06月24日

立場が入れ替わって気がついたよ

ある日、予想外に作業が速く片付いた。まだ定時前だったし、いつもなら別の研究に取り掛かるのだが、最近帰りが遅いこともあって、そこで切り上げて帰宅した。

いつもより早いのでオクサマはまだ仕事から帰ってきていなかった。当然、玄関の明かりもついていない。そして玄関が暗いといつもと感じ方が違うことに僕は気づく。

しばらくしてオクサマが帰ってきた。おかえり、と出迎えると、オクサマは「お出迎えだ!そして玄関が明るい!」と喜びの声を上げた。

僕とは逆の印象だけれども、オクサマもいつもと違うことを感じるんだと気がついた僕は、それを共有しようと話をした。すると「そうだろ?いつもオクサマはさびしく帰宅するんだよ。」と言う。そして「こんな時間にダンナチンが家にいるっていいなー」とオクサマはご機嫌だった。

いつもと違う立場に立つと違ったものが見えるのは確かで、頭でわかっていても経験しないと身にしみないものだとはよく言ったものだ。そして普段しないことをすると、当たり前のことでも喜んでもらえるのだ。

だから、僕は次の日も早く帰ったよ。
2006年06月27日

オクサマは命の危機を訴えたよ

蒸し暑さを感じるある朝、目を覚ました僕はクーラーをドライモードで稼動させて起き上がり、着替え始めた。そしてそのままリビングに移動した。

あとから起きてきたオクサマに「命の危機を感じた」「こんなに寒いのにクーラーをつけるなんて、オクサマを殺す気に違いないと思いながら苦しみながら寝ていた」と苦情を言われた。起きてもいいはずなのに。
2006年07月02日

オクサマは夏の到来を予感したよ

家に帰ったらオクサマがハグの体勢で出迎えてくれた。しかし、この日は蒸し暑く、駅から歩いて帰宅したばかりの僕は、結構な汗をかいていた。そう告げると、オクサマはちょっと考えて、寝室のタオルケットを身にまといはじめた。そして「さぁ!来い!」と身構えた。

苦笑しながら僕は応じた。そしてオクサマは「首が!首が!首がネッチョリする!」とタオルケットで覆われなかった首の不快感を訴え、身悶えた。
2006年07月04日

オクサマは千日手に陥ったよ

「歯磨きしてないよ」

僕がベッドに横になり寝ようとすると、オクサマは寝間着に着替えながら指摘した。

しぶしぶ僕が起き上がるとオクサマは「まだ行っちゃだめ!一緒に歯磨きをするの!」と声を掛ける。しかし、僕が聞こえなかった振りをして洗面所に行こうとするとオクサマはしがみついて僕を止めてきた。

「オクサマは何回か言われてやっとコンタクトをはずすのに、ダンナチンは何で言われたらすぐ動くんだ?」「困るんだよね、勝手なことをされると!」とジャイアニズムあふれる苦情を言いながら、笑って僕を押さえ込む。

「着替えるまで待って……いや、でも手を離して着替え始めるときっとダンナチンは逃げてしまう。」「でも着替えないと洗面所にいけない。」「でも着替えられない。」「困った。」

オクサマは一人で千日手を展開した。

「ぐー。」

オクサマは寝たふりをしてうやむやにした。
2006年07月06日

オクサマは姓が変わったよ

オクサマは、逃げた僕を洗面所に追いかけてきた。そして「何で言われたら、すぐ歯磨き行っちゃうんだよー!お前は 出来杉くん か?」と僕をからかう。

しかし、そこでオクサマは気がついた。「と言うことは結婚しているオクサマも自動的に出来杉姓!」

「いやー、私の人生においてまさか出来杉と呼ばれる日が来るなんてー。何もしていないのに。くふふ、タナボタ。」と冗談めかして笑う。

オクサマ、おいしいトコ取り。
2006年07月07日

オクサマは僕の真実を知ったよ

オクサマと道を歩いているときは、たいていの場合、僕が車道側に立つ。逆になっていても車が来るとオクサマを引っ張って場所を入れ替える。

別にこれは守ってあげようとかそういうことではない。どちらに立っていても車が突っ込んできたら二人とも危ないのには変わりはない。

僕としては『デカい方が車から発見されやすい』から、運転者に注意を払ってもらいやすい背の高い人が少しでも車道に近い側に立つのが合理的で安全だと思っているだけなのだ。

だが結果的には、効果の少なさも含めて、同じような行動に見える。


元カリスマホストが語る「合コンの奥義」』を読みながら、気遣いのプロセスについて話をしていたときに、この車道の話をした。

聞き終えたオクサマは「キュ、キュンキュンしていて損した!」と叫んだ。
2006年07月13日

僕はオクサマを起こすよ

半年ほど前に、ある起こし方を試し始めた。半年間の実験では、ほぼ全ての試行において成功が見られた。

1. 有無を言わせず、うつ伏せにする。そして背後に回りこむ。


 ____○_

2. 腰を持ち上げながら手前に引く。


 __/\○_

3. 正座をするように、足を折りたたむ。


 _⊆\○_

4.背後から覆いかぶさり、羽交い絞め状態で体を保持しながら、上体を起こす。


   ○
   /\
  __\

5. 体を引き上げ、ベッドの上に立たせる。


 ○
 个
 人


6. 「起きちゃうから、これ嫌い!」と文句を言いつつ、オクサマは目を覚ます。


 ○ < 起きたくないー。
 个
 人


半年の成功結果を持って、ここに僕とオクサマの寝起き大戦争終結を宣言する。
2006年07月18日

オクサマは勝ち名乗りを上げたよ

僕が観察した範囲ではオクサマは45分と75分の女である。シャワーを浴びてから出かける準備が完了するまで、平日は45分、休日は75分かかるのだ。

先日、二人で買い物に出かけることにしたとき、休日で準備に75分かかると言うことは最寄駅に着くのは4時頃か、と僕は計画を立て始めた。そして予定している買い物とその吟味にかかる時間を考えると途中で店が閉まってしまいかねないので、オクサマをせかした。するとオクサマは「そんなに遅くならないもん」と言い、また急かされるのが不愉快であると意思表示しながら、準備を始めた。

しかし、「いけない!このままじゃダンナチンの言うとおりになってしまう!」と眉毛を描いたり、「きー!くやしい!ストレス発散!」と僕の腹に猫パンチを入れたりしながら、準備に奔走していた。

そして予想通り4時ちょうどに駅に着いた。僕は勝ち誇った。しかし「いつも同じ時間で準備が完了するオクサマのほうがすごい!」とオクサマが勝ち名乗りを上げた。
2006年07月22日

オクサマは難易度が高いよ

街中を歩いているとき、時々つまづいたりすることがある。そういう時オクサマは「何も起きてないよ」と平静を装い、見てない振りをすることを暗黙のうちに僕に要求する。

先日、街中を歩いていたときのこと、エスカレータを降りかけたときにオクサマが軽くつまづいた。

いつも通り気に留めずにいたら、抗議された。見て見ぬ振りをしたのに何の抗議か聞いてみたら「今は痛いって言ったから気遣ってほしかった」と言う。

あの前振りでその要求は理不尽で無茶で難易度が高すぎだと今度は僕が抗議する番だった。でも、その予想もしていなかったオクサマの一連の行動を考えていたら、つい笑ってしまった。

オクサマはそんな僕に「思いつくままに行動するだけで喜んでもらえるなんて、いい結婚した!」と笑う。

いい結婚した。ぜんぜん予想ができない。
2006年07月27日

オクサマは僕を観察するよ

『ハウルの動く城』をテレビ放送していたときのこと。僕がそれを見て大笑いしていたら、突然オクサマが「ダンナチンが楽しそうだー!」と満面の笑みとともに諸手を挙げて喜んだ。

聞けばここ数日、オクサマの目から見て僕はすごくつまらなさそうにしていたらしい。オクサマの観察によると「仕事が終わったからだ」と言うことだ。そして「ダンナチンは忙しすぎても元気ないけど、忙しくなくても元気なくなるよね」と続けた。

確かに先日僕が参画していた面白い研究プロジェクトが終結した。そして今は余裕のあるスケジュールで次の準備をしている。

オクサマはよく見ている、と思って僕は少し照れくさくなった。照れくさくなったから、僕は再びテレビを見始めた。

そしてまたテレビを見て、僕が大笑いしていたら、再びオクサマが「ダンナチンが楽しそうだー!」と満面の笑みとともに諸手を挙げて喜んでいたよ。
2006年07月31日

二人でオーブンレンジを選ぶよ

今、僕らが使っているオーブンレンジは、僕が学生時分から使い込んだ10年物だ。結婚生活の最初のころには十分使えたので、僕がその時点での買い替えを渋ったのだ。

オクサマは、「ダンナチンはずっと使っているから愛着があるだろうけれど、オクサマはコイツのいいところ見ていないんだよなー」と言いながらも「もうちょっとがんばれよ、おじいちゃん」といいながら掃除しながら使ってくれていた。

しかし、ここ最近、食パンの焼きムラが見られ、またファンの動作音が少しずつ変化を見せ始めた。毎日使うものなので効率を考えて最新機種に買い換えることにした。

この先10年くらいは25リットル前後の二人暮らし向けで十分だろうと考え、物色しはじめたのだが、どのメーカの製品も機能上の差があるようには見えない。そこで二人で相談し、縦開き扉でターンテーブル無しの製品ならどれを選んでも使い勝手に差はなさそうだと言う結論に至った。そして僕とオクサマはそれぞれの視点で選びはじめた。

こういうとき、たいてい、オクサマはシンプルなデザイン・配色の製品を探し、僕はダイアルなどの稼動部が少ない製品を探す。今回も、一時間ほどの検討で二人でその意見がある程度一致したので一つの製品を選んで購入した。

だけど今までだと、購入に至るまではこんなにスムーズではなかった。最初のうちは予算内でそれぞれの希望のものが見つけられないことが多く、そしてお互い一歩も引かないからよく喧嘩していた。最近は、相手がなぜそれを主張するのかに理解が及び始めたためスムーズに結論に至るようになった気がする。

オクサマがデザインにこだわって製品を探すのは、たやすく買い換えられない製品を妥協して選ぶと、そのデザインが気になったまま使い続けなくてはならずストレスを感じるからだし、僕が稼動部が少ない製品を探すのは稼動部が多くなれば壊れやすくなると考えているためだ。(今回はスペックに差がなかったのでスペックは無視したけれど僕の場合はスペックを優先することも多い)

「良いと思う理由が違うけれど、お互いが同じ答えにたどり着くのは楽しいね」とオクサマは言い、僕はそれに賛成した。
2006年08月01日

オクサマはピノに心を奪われたよ

オクサマより早く帰宅できたので、僕は買い物をして夕食の準備を始めていた。野菜の下拵えが終わったころに疲れ果てたオクサマが帰宅した。作る予定のメニューをオクサマに確認しながら、オクサマをキッチンに呼び寄せた。

「呼びつけるからにはそれなりの理由が必要だぞー」とオクサマがヨタヨタ寄ってきたので、さっき買ってきたばかりのオレンジジュースをコップに注いで差し出した。オクサマは「おお!ありがとう!」と飲み干した。これが呼びつけた理由になるか尋ねたら「もっと……」と要求があったので、冷凍庫を開いて一緒に買ってきておいたピノを見せた。

オクサマは納得し、「寝る前に、ピノ、食う!」と叫んだ。去年より一ヶ月遅いピノの季節が我が家にやってきた。
タグ: pino
2006年08月02日

オクサマは弱った僕を食べるよ

普段は無洗米を使っているのだけれども、普通のお米をもらったので最近はそれを使っている。夕食後、お米を研いだ研ぎ汁をタライに注ぎ、使い終わった食器をつけていた。するとオクサマが「節水?でも研ぎ汁だと余計に汚れて水を使うことにならない?」と聞いてきた。祖母がそうしていたので無意識のうちに僕も倣ったのだが、理由を考えたことがなかった。

きっと歯磨き粉と一緒で細かい粒子で擦ると汚れが落ちるんだよ!とその場で思いついた理屈をこねたらオクサマに「今考えただろ?」と見透かされた。僕がその場しのぎだったことを認めると「ダンナチンはいつも論理的論理的って言うくせに、時々思いつきで行動したりするんだよなー」と僕を攻撃してきた。確かにその通りだ、と思い、反論できずに黙り込んだら「あ、ダンナチンが黙り込んでいる」「弱っている、弱っている」と笑う。そして、僕の頭を撫でて慰め始めた。

「ふふふ、オクサマが弱らせてオクサマが慰めるシステムはすばらしいなー」と楽しそうに笑う。

そして、「弱ったところを、食う!」といい、オクサマは腕を大きく振りかぶり、川で鮭を狙う熊の動きを模しながら「がうっ!がうがうっ!」と吼えた。

今日も我が家は平和だった。


油汚れに研ぎ汁を使うのは有効とのことです。「ヌカが油分を吸着し油汚れが良く落ちる」などの理由が考えられるようです。
油汚れにはとぎ汁で
お米のとぎ汁で洗剤いらず!

2006年08月04日

僕はオクサマのコンタクトレンズをケアするよ

コンタクトレンズの保存液を買い換えたオクサマ。今までは寝る前に消毒液と中和錠を一緒に入れておくだけだったけれど、今度は消毒して10分したら取り出して中和しておく必要があるらしい。

「いい?このアンプルを切って半分注ぐと、消毒できるからね」とオクサマは僕に利用方法を説明する。一通りの説明のあと、オクサマのコンタクトレンズのケア手順を僕に説明する理由を尋ねたらにやっと笑った
2006年08月06日

僕はオクサマの心をつかむよ

オクサマが不意に僕に話しかけ始めた。「ねえねえ、ちょっと汚い話なんだけどさ、聞きたい?」汚いとわかっているのに聞きたいわけがない。僕が断ったらオクサマが不平そうな声をあげた。その声に苦笑いして、僕は話を促した。しかしオクサマは機嫌を損ねたままだった。今度は僕が話をしてくれるようにお願いしても「もういいの!」「しゃべらない!」と言う。

「オクサマは、話したいわけでも聞かせたいわけでもないんだ。聞いてほしいんだね?」

僕がこう言うと「なにそのオクサマの心を的確に表現するフレーズ」「心を鷲掴みされた」とオクサマは笑う。そして「そうだよー、言いたくはないんだよ、だけど聞いてほしいだけなんだよ」といいながら話を始めた。

汚かった。鷲掴んだのに。
2006年08月08日

オクサマは猫の仕事を実践するよ

僕がソファでネットサーフィンをしていたら、オクサマが僕の膝の上に滑り込んできた。そしてディスプレイへの視線をさえぎるように横たわり、僕の麦茶を注いだそばから奪い飲み、膝の上であらん限りの自由を満喫しはじめた。広げた新聞の上に座り、読むのを邪魔する猫のようだった。オクサマにそう伝えたら「猫も同じなんだ」と笑っていた。そしてひとしきり満足感を得たところでオクサマは自分の作業に戻った。

僕がソファで漫画を読んでいたら「猫の仕事!」と言いながらまた滑り込んできた。そして同じように自由を満喫し作業に戻った。僕が、再び続きを読み始めると、オクサマも再び「猫の仕事!」と叫ぶ。

三度繰り返したころ、「猫の仕事のおかげでちっとも自分の作業が進まない!」とオクサマが困っていた。
2006年08月09日

僕は命がけでオクサマをベッドから引っこ抜くよ

最近、僕がオクサマを起こそうとすると、起きたくないオクサマは四肢を踏ん張り、体を捻って抵抗するようになった。

しかしいつも抵抗むなしくオクサマはベッドから引き抜かれ、そしてオクサマは「ピギァアァァーッ!」と悲鳴を上げる。

2006年08月13日

オクサマはトーストしたよ

まいにちトーストレンジが届いた。早速パンを焼いた。オクサマは「カリカリだー!」と歓声を上げた。僕らは、前日の夕食の海老サラダやドライカレーをトーストの具に転職させて食べた。

2枚食べてお腹がいっぱいになったオクサマは、残ったパンを前に「焼きすぎた」とつぶやいた。僕が食べた。

2006年08月16日

オクサマはキッチン用品を欲しがったよ

オクサマは間近に迫る誕生日にプレゼントして欲しいものを考えていた。僕は当初、オクサマが最近欲しがっているフットマッサージャをプレゼントすることも考えていた。でも「欲しいんだけど二年続けて電化製品の誕生日プレゼントは女子としてちょっと寂しい」「もっとわくわくしたいの!」と言う主張により保留となっていた。

でもアクセサリや服などのは自分で買ってしまうこともあって、なかなか気に入るものがすぐに思い浮かばないようだった。そうして数日たったとき、オクサマは食器を洗いながら「キッチン用品にする!」と宣言した。

「欲しいお皿があったんだよね。あと大きいオーブンレンジも買ったしお菓子作りもしたいんだ」と言う。それらは二人で共有して使うものだし、誕生日プレゼントとしてはちょっと物足りない気もする。僕がそれを確認したら「誕生日プレゼントってことなら普段買わないようなプラスアルファのあるものも堂々と買えるからいいの」と言う。

「ダンナチンは必要じゃないものにはすぐ財布の紐を縛るからさー」と言いながら、自分の好みのものを自由に選べる喜びを堪能していた。今度の休みに、一緒に買いに行くことにした。
タグ: 誕生日
2006年08月26日

オクサマは抱きつきメソッドを開発したよ

ソファに座って本を読んでいたら、お茶を淹れてきたオクサマが「あぁ!事故が!」といいながら僕に接触し、倒れこみながら僕の唇を奪った。

「偶然の事故だからね、事故」「仕方ないよ」

食後の皿洗いをしていたら、お皿を下げに来たオクサマが「あぁ!事故が!」といいながら僕に接触し、抱きついた。

「我が家は事故が一杯だー」といいながら、そのまま抱きついて離れなかった。
2006年08月29日

オクサマの夏が通り過ぎたよ

夏生まれのオクサマは夏が大好きだ。

だけど先日、オクサマは熱発で数日寝込んだ。ちょうど夏休みだったオクサマは夏休みの予定を全てキャンセルし、回復に努めた。だけど回復する間にオクサマの夏休みは終わり、処暑を迎えて暑さが落ち着きを見せ始めた。

「オクサマに断りなく夏が終わっていくー!」と嘆いていた。

僕が気圧配置に成り代わって「秋が来るよ」と一言断ったら「許さない!」と却下された。今年、我が家は秋が来ない。
2006年08月31日

僕は話題の映画を見るよ

二週間ほど前、僕がゲド戦記Wiki監督日誌を見比べて、オクサマと会話をしようとしたらオクサマに諭された。「原作はともかく、キミはまだその映画を見ていないだろ?それなのに興味本位で人の感想を話題にするのは良くないよ」「キミの悪い癖だ」と言われた。確かにその通りで、反省していたら、オクサマは「よし!そんなキミに課題だ。その映画を見てきなよ」と提案してくれた。

そして今週、上映に間に合う時間に仕事が終わったので、映画を見て帰った。帰宅後、オクサマに報告しようとしたら、二週の間に体調も崩したこともあり、きれいさっぱり課題を出したことを忘れ去られていた。しかし何とか思い出してもらい「ダンナチンは良く覚えていてえらいな」と褒めてくれた後「それで、どうだった?」と聞かれた。

僕は「原作とは違う背景と切り口だったけど、人物描写が丁寧で感情移入しながら見られた。楽しく笑えて、少しせつなくなった」と時をかける少女の感想を伝えた。
2006年09月04日

オクサマと洗濯物をたたむよ

オクサマと一緒に洗濯物をたたんだ。

オクサマは裏返しになっている僕の靴下を発見し、ひっくり返すために手を突っ込んだ。肘まで突っ込んだ。そして、もう一方の手にも靴下を突っ込んだオクサマは「猫の手!」といいながら構えを取った。

そのまま僕に対して猫の仕事を実践し始めた。おかげで二人でやっているのに一人でやるより効率が悪い。その非条理な現実があまりにもおかしくて、僕も笑いが止まらない。

誰が猫の手も借りたいなんていったんだろうと考えながら猫と遊んだ。そしてようやく僕は靴下をめくり取って、しまいこんだ。

それからオクサマは「ほら、靴下を裏返しにして洗濯すると困るだろ?」と言った。
2006年09月05日

オクサマの端境期がやってきたよ

「大変大変!秋将軍がオクサマを追っかけてきた!」

夜、自転車で帰宅したオクサマは、外気温が下がってきたことを僕に訴えた。「これからどんどん寒くなる……。寒いの嫌だ……」といいながら暖を求めてハグをしてきた。そして「だけどダンナチンがちょうどいい温度に感じるようになってきた。しかも汗臭くない」「それぞれの季節にもよさがあるなー」といいながら納得しはじめた。

しかし数秒後「……汗臭い!」と叫んだ。僕はほんの少し汗をかいていた。気温が下がったからといって、オクサマの思うようには発汗は止まっていなかったのだ。

僕はオクサマの鼻をつんで解決を図った。しかし、鼻をつままれたオクサマは悲しそうな顔をして首を振った。僕はシャワーを浴びた。

端境期は難しいよ。
2006年09月13日

お弁当のレシピを買うよ

基本のお弁当二人で使うものを購入する際は、お互いの合意を得てから購入している。家具や家電もそうだけれど、レシピ本もその一つだ。

実は、僕が作る弁当は最近パターン化してきている。オクサマは「卵焼きがうまいからこのままでもいいよ」「よっ、卵焼き番長!」と言うのだけれど、飽きられる前に努力をしておいたほうが良いと考え、お弁当のレシピを一冊購入しようとした。もちろん、インターネットを利用してレシピを参照することも出来るけれど、選別・出力・ファイリングする手間を考えると、明確なテーマと読みやすい手順でまとめられたレシピ本を購入するのも一つの手段だと考えている。

書店で、最初に選んだレシピ本をオクサマに見せると「写真がおいしそうじゃない」と言う理由で却下された。「おいしそうな写真が載っているから作るのが楽しいんだよ!」と言う主張には一理ある。だけど、わかりやすい手順だし特殊な材料を使っていない、と僕が主張すると「二人で合意したものを買う約束でしょ」ともっともな指摘をされた。

それぞれの視点があるから合意を得るのは大変だ。だけど、そのプロセスを経ずに購入して片方にストレスがたまり続けるよりはマシだと考えている。僕はオクサマの意見を尊重し、選んだ本をあきらめた。そして僕とオクサマが合意した一冊を選んで帰ってきた。

なお、その日、帰り道のスーパーで「このお菓子が食べたい」「僕の同意が得られないので却下です」「!!仕返しされた!」という僕とオクサマの会話が確認されている。
タグ: 料理
2006年09月22日

僕はオクサマに感謝するよ

仕事から帰宅した僕は、先に仕事から帰宅していたオクサマがソファで横になっているのを見つけた。

オクサマはつらそうな顔で「帰りに食材を買ってきたんだけど、お腹痛くてご飯作ってない」という。さらに「早く帰ってきているのに最近ご飯作ってあげていない。ごめん」と僕に謝りはじめた。

だけど実際はそんなことはなかったので、僕が「ちゃんと出来ているよ、ありがとう」と前々日の夕食を例に挙げて感謝すると、オクサマも思い出したらしく「すっかり忘れていた」と言いながら安心していたようだった。

僕が「今週のオクサマは、朝いつもより早い時間から働いて、休みの日には掃除をして食事を作って夫を風呂に入れて、おまけに肩を揉んだんだ」と総括するとオクサマは「なんだか頑張っている気がしてきた。単純だ」と笑っていた。

実際、オクサマは精一杯仕事をして家事をしていた。だけど感謝は言葉にしないと伝わらない。そして僕が感謝を言葉にして伝えるだけでオクサマは元気になった。
2006年09月25日

オクサマは僕を待たせないよ

二人で買い物に出かける準備をしていた。オクサマの準備が完了するまでに大体75分くらいかかるのを知っているので、僕もそれにあわせてゆっくり準備をしていた。それでも僕の準備が先に終わったのでソファに座って電車を調べたりしながらオクサマを待っていた。

すると鞄を取りにリビングに来たオクサマは僕に声をかけた。

「ダンナチン、歯、磨いた?」「うん」「もう一回磨きなよ」

まったくもって意味がわからない。
2006年09月27日

オクサマは柳の下のドジョウを狙うよ

歯磨きをしてリビングに戻ろうとしたら、出かける準備に忙しいオクサマと廊下で鉢合わせた。

僕がよけずにハグをしてみたら僕の意外な行動に驚きながらも「やー、暖かくて気持ちいい」喜んでいた。「で、なんでハグ?」と聞かれたので、「目の前に立っていたから」と答えた。そして、これ以上オクサマの準備を邪魔しないように解放してすれちがおうとした。

しかしオクサマは、僕が右側に進もうとしたら右に、左側に進もうとしたら左に横移動をし始めた。ものすごく真剣な顔をしている。何かまずいことを言っただろうか、と思って理由を尋ねたら、「行く手に立ちはだかったらもっとハグしてもらえると思って……」と言った。

2006年09月29日

僕とオクサマは買い物を堪能したよ

MomoNaturalDesk結婚した時に購入した家具家電は、本棚、ソファ、冷蔵庫、乾燥機付洗濯機くらい。結婚式が終わってから、二ヶ月に一回くらいの頻度で、テレビ台、キッチンカウンター、ダイニングテーブル・チェア、電子レンジ、ベッド……と、二人で必要なものを吟味しながら買い換えている。いまだに欲しいと思っているものはすべてそろっていない。

次の購入対象は僕の勉強机だ。以前使っていた机は僕が5年ほど前に購入したものだったけれど、引越しの際にサイズを考えてダイニングテーブルと一緒にリサイクルに出している。そのため引越以降は部屋の端っこでカラーボックスをそれらしく使っていたのだが、とうとう順番が回ってきたのだ。

その買い物に出かけた日、オクサマはMOMO naturalでシナ材突板のユニットデスクに目をつけた。だけど合計4.0万円ほどで、当初の予算をオーバーしていた。同時にバーチ材で2.5万円程度の机も検討していたのだけれどオクサマは木目と脚のデザインが少しだけ気になるということだった。

安いにこしたことはないのだけれど、机の場合は気軽に買い換えられるものでもないし、高いといってもびっくりするほどでもない。二人で相談し、オクサマの満足を得られるなら差額分の価値はある、と考えて購入した。これで僕の勉強する場所が定まり、本やノートが一箇所に集まる予定だ。買い物もスムーズに30分ほどの検討で終わった。

帰り道、オクサマは言った。

「結婚するとき、一気に家具を買い揃えるつもりだったんだ」「だけど、反対されてちょっとへこんでいた」「でも、時間を掛けてお互いが納得する買い物が出来るようになったし、だんだん買い物がスムーズに行くようになったのがうれしいから、これでよかったんだとも思う」

僕らはそれぞれ小さなこだわりがあるから、その違いを認識出来ないうちに一気に買っていたら、お互いの不満がたまっていたかもしれないね、と話しながら帰ってきた。

僕は予算と機能さえ伴えば、ある程度デザインを妥協しようと考えることが多い。だけど時間と買い物を重ねるうちにオクサマのデザインへのこだわりが理解できるようになった。オクサマも僕が予算のことを主張するのを理解しているので、オーバしているときは確認を取ることを忘れなくなった。

満足いく買い物が出来るようになってきている実感はうれしいものだ。これからも二人で使うものは二人で相談して買うことになりそうだ。

MOMO natural MOMO HOUSE(株式会社 脇木工)のアンテナショップ
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2006年10月03日

僕とオクサマはジョンカビラに毒づくよ

朝の7時からGOOD MORNING TOKYOという番組がJ-WAVEで放送されている。僕とオクサマは毎朝この番組をアラーム代わりに起きている。

朝7時の『J-WAVE, Goooooood morning Tokiooooooooo!!』という絶叫。ナビゲータのジョン・カビラのテンションが高い。高すぎる。オクサマと二人で「ちくしょー、こっちはねむいんだよ!」「テンション高いんだよ!」と毒づきながら起きているのだが9月末で彼の出演が終わってしまった

最後の日、これでしばらく聞き納めか、と思いながら起きた。このテンションに慣れてしまった僕らは果たして起きられるのだろうか、と思っていたら月曜日早速寝坊した。さらばジョン・カビラ。

2006年10月13日

僕が先に寝るとオクサマが僕で遊ぶよ

僕が先に眠ろうとするとオクサマは「ダンナチンが先に眠るとつまらないんだよー」と僕に苦情を申し立てて僕を起こすために手を講じてくる。しかし眠いものは眠いので歯磨きをして寝てしまうことが多い。

ある日、朝目を覚ますと「あまりにもつまらないから先に寝たダンナチンの髪をチェックしていた」とオクサマに言われた。

オクサマは「生え際は大丈夫そうだったけど前より白髪が増えていた」といいながら「苦労かけてる?わがままいいすぎ?」と僕の顔を覗き込んでくる。

実は僕は10代のころから何本か白髪があった。前は抜いたりもしていたのだけれど、最近はそのままにしているため、少し目立つようになったようだ。だけど、オクサマはそんな事情を知らない。

僕は「そうそう、妻のせい」「お茶が飲みたい。それで許そう」と言って起きた。
2006年10月13日

僕は買い物袋を持つ気遣いをするよ

オクサマと買い物に出かけた。買い物をして、僕が品物の入った紙袋を受け取ったら、オクサマに奪われた。

僕が「重そうだから、もつよ」というのだけれど譲らない。

「この袋は可愛いから自分で持つ!」

オクサマのルールは僕が予想もしないところで設定されている。
2006年10月21日

オクサマは自作自演をするよ

僕が作業に没頭していたら、オクサマが僕の手を取り、自分の頭の上に置いた。そして自分の首を振りながら「そんなに撫でるなよー。困る!困る!」叫んだ。

僕がオクサマの自作自演に大笑いすると「ダンナチンの注意を引くためならなんだってするさ!」とオクサマも笑った。

2006年10月22日

オクサマは一つしかない重要性について主張したよ

昨シーズンはオクサマがちっともハンディウォーマーを返してくれなかった。寒がりなオクサマの心を捉えたかわりに、買った僕が恩恵を受ける機会が少なかったのだ。

先日、僕はもうひとつハンディウォーマーを購入するつもりであることをオクサマに伝えた。するとオクサマは「これは24時間暖かいのも素敵なんだけど、ダンナチンが一個しかないものを私に貸してくれていることのほうが素敵なんだよ」と言う。

さらに「大事なものを貸してくれてると思うから、これの価値もより上がっているんだよ。だけど二個あったら意味がないんだよ」と主張する。

「だから買っちゃだめだよ、ひひひ」

気持ちは良くわかったけれどその展開は腑に落ちないよ。
2006年10月30日

オクサマは僕を断罪したよ

「だまされた!もう信用しない!」

オクサマが僕を断罪した。

「ソファーで気持ちよく寝ているところを抱っこされて運ばれていって、夢見心地で『あー、幸せー』って思っていたんだよ。このままベッドにコロンて寝かされる予定だった。コロンて。それはもう最高に幸せなのに!なのに!降ろされたところは洗面所で!オクサマが後ろ向きなのをいいことにまんまと運ばれて!だまされた!しかもダンナチンはコンタクトを外して化粧を落として顔を洗って歯を磨けって言う!コロンて寝るはずだったのに!ひどい!」

僕はぜんぜんひどくないはずのにオクサマは僕に苦情を申し立てる。眠くて駄々をこねているだけなんだけど、オクサマの様子が理不尽で面白くて、僕はつい笑ってしまう。

笑いが止まらないので、自分の歯磨きをするのが、大変だった。はみでた。
2006年10月31日

オクサマは僕を見透かし始めたよ

僕とオクサマは喧嘩をすると納得いくまで話をすることが多い。1時間や2時間くらい話し込んでいたこともあった。だけど最近はその時間は短くなる傾向にあり、先日も10分ほどで収束した。どうもオクサマが僕を手のひらで転がし始めたことが理由のようだ。

先日、オクサマが作業中の僕に話しかけて喧嘩になったことがあった。一度声を掛けられた時に作業中であることを伝えたはずだったのに、再度声を掛けられて僕が粗雑な対応をしたのだ(集中しているとき、それを乱されると機嫌が悪くなる僕の悪い癖もある)。そしてその対応にムッとしたオクサマがそれを指摘し、その言い方が引っかかって僕はまた不機嫌に……というものだった。

そして、どうも話がかみ合わないので原因を探った。このとき、オクサマがキッチンにいたため死角になっていたのと、水音で声が届かなかったこと、キッチンで作業しながらテレビを聞くため、テレビの音量が大きくしていたことが重なり、僕が作業中であるということが伝わっていなかったことが分かった。ただ、指摘通り行為自体は良くなかったので僕は謝った。そしてオクサマも「言い方が悪かった」と言い、互いに反省した。

そしてこのとき、僕が謝るとオクサマが「本当?」と再確認してきた。

「ダンナチンはもう一度確認すると本音が漏れてくることがあるんだよね」「二度目もすぐ同じ答えを返してくるときは本心からそう思っている」「だけどちょっと沈黙したりするときは、自分だけじゃなくてオクサマも悪いと思っている。だけど、ちょっと我慢して謝っていることが多い」

このときは納得していたのだけれど、そうでないときは見透かされ洗いざらい吐かされる。そして喧嘩は本当に終わる。

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