2005年05月28日

オクサマは僕にダメ出しをするよ

「ブログでのろけばかり書いていちゃダメ!」

「もっとオクサマのダークな部分も書かなきゃダメ!」

「ヨシヨシして寝た、とか書いている場合じゃないのですよ、ダンナチン。」


じゃぁ現実から目をそむけずにダークなオクサマを観察しよう、と言うとオクサマはふくれた。

女心は難しいよ。
2005年06月01日

僕の目は節穴だったよ

「まぁまぁ、もうちょっとゆっくりしていきなよ」

少し早く出勤準備が済んだので、いつもより20分ほど早く家を出ようとするとオクサマに引き止められた。

そこで僕は、オクサマを抱えて、僕の体を背もたれに、オクサマのわきの下から伸ばした僕の手を肘掛にして、ロッキングチェアごっこして遊んだ。「ロッキングチェア!」とオクサマはポーズをとる。

そして遊びながら「そういえば、ここ数日オクサマのダークな部分をじっくり観察しているんだけれど、ぜんぜんわからないよ!」と僕が嘆くと、「今こうやってダンナチンを引き止めているじゃないか!十分ダークだよ!」とオクサマが言った。
2005年06月01日

僕は、部屋の変化に気がついたよ

オクサマ!なんだか最近部屋が片付いている気がします!オクサマが片付けてくれているんだね?と確認すると、「オクサマが片付けたのではなく、オクサマが部屋を汚さなくなっただけです」といわれた。

オクサマが仕事をしていた時はやっぱり精根尽き果てていたことを改めて思い知ったよ。

なんて前向きな解釈!



またオクサマに「ダンナチンは間違っている」と諭されるに違いないよ。
2005年06月02日

オクサマに、この話は書いちゃだめといわれたよ

帰ったらオクサマがへこんでいた。

話を聞いた後、オクサマの元気を出すために、オクサマと踊ってみた。

ずんたった、ずんたったー♪

ずんたった、ずんたったー♪

ずんたった、ずんたったー♪

ずんたった、ずんたったー♪



「ちょっとたのしくなってきた!」



ずーらずらー、ずーらずらー♪


「ぶは!何で急になまるずら!」とオクサマは笑った。



そして「ダンナチンは、やっぱりアホだなー」とも言った。
2005年06月03日

新婚生活には危険が一杯だよ

危うくオクサマのお母さんの前でただいま!オクサマ!ただいま!と玄関先で連呼するところだった。

帰るよ、とあらかじめ連絡して来ていることを聞いておいて、良かった。

新婚生活には危険が一杯だよ。

だからみんな帰るコールをするにちがいないよ。
2005年06月04日

購入するドレスが、決まったよ

連休以来オクサマは、ドレスを色々探していたのだけれども、デザインとコストの面で以前見つけたショップ以上に希望通りのものが見つからなかったようだった。そこでオクサマのお母さんが尋ねてきた翌日、親子二人で以前訪れたドレスショップに出かけて行った。

二人で相談して、若干のデザイン変更とサイズ変更を依頼し、購入するドレスの仮予約をしてきたよ。しめて15万円ほど。レンタルするよりもはるかにリーズナブルだ。あちこち調べて見つけた甲斐が、合ったよ。オクサマのこだわりと根気よさは素晴らしい。

なお、オクサマは早くもそのドレスをパーティードレスに仕立て直す計画に夢をはせていた。
タグ: ドレス
2005年06月05日

結婚指輪が出来上がったよ

指輪がそろそろ出来上がっている頃だったので、受け取りに行ってきた。

僕とオクサマは家に帰ってからすぐに写真をとり、指輪を取り出し、それをお互いの左手に填めた。
2005年06月06日

僕は今日もカエルコールをするよ

帰宅間際、オクサマの携帯電話にかけるがつながらない。
しかし、僕はあわてない。落ち着いて家に電話をかける。

もしもし、オクサマ?また払い忘れて携帯電話を止めたね?

「へへ」

いつものことだからもう慣れたけれど。

「ぎゃー!もう切る!」



新婚だけど我が家のカエルコールは、実は甘くないよ。結構辛口。
2005年06月08日

オクサマは、僕を布団に引きずり込むよ

帰ったら、居間に布団を敷いて寝ころがっている、何かがいた。

「やぁ、おかえり」

「疲れただろ?まぁ、布団に入りなよ」


妖怪ネドコーだ。獲物を見つけると布団に引きずり込む習性を持つ。いま命名した。

必死の抵抗むなしく僕はネドコーに引きずり込まれた。そしてネドコーは言った。

「すまない、ご飯はまだなんだ。」


僕はオクサマらしいオチに大笑いして、オクサマと一緒にご飯を作った。
2005年06月09日

我が家の夕食に危機が訪れたよ

22時頃、仕事が長引き、ずいぶん遅くなったと思いながらオクサマに電話をした。

「あ、もしもし?サッカー勝ったよ!」

普段、僕がスポーツニュースを見ているとチャンネルを変えようとするくらいスポーツに興味がないオクサマだったが、つい、楽しくて見入ってしまったそうだ。

珍しいね、どうだった?と聞くと「最後ね、乱闘っぽくなって楽しかった!」と興奮した答えが返ってきた。

その答えに、後でニュースで見るよと笑いながら返し、今から帰るよ、と伝えると「すまない、ご飯をこれから準備するんだ」と返事があった。



オクサマの行動は、僕の予測を裏切るようで裏切らないよ。

なお、夕食はとてもおいしかった。

……時間は遅くなってしまったけれど!

「ぎゃー!ダンナチンのいじわる!作ってくれてありがとうって感謝していたのに!許されたと思っていたのに!」


それはそれ。
2005年06月10日

2chの書き込みに、未来のオクサマと僕を、見たよ

2chの既婚男性板に迷い込んだ僕は、あるスレッドの中に、心から同意したくなるレスに出会った。こんな家庭だったら普段から結婚してよかったと思うことが多いだろうと思い、オクサマにも読んでもらった。


「あぁ 結婚してよかったなぁと思った瞬間2」より
211 名前:素敵な旦那様 投稿日:2005/04/06(水) 10:51:23
同級生と中華街に行くとか言ってた日、家の前まで来るとイイ匂い。
ウキウキしながらドアを開けたら、にっこり笑ったカミさんが
ホンコンソース焼きそば(知ってる?)のキャラみたいなカッコで
ソデに手を入れて
「アぃヤー、お帰りアルヨー!」
ヒザから崩れ落ちたね。ナマズヒゲまで付けてるし。
そのヘンな服は小ネタのためにわざわざ買ったのか。
「そうアル。アナタ帰り遅いから何度かスに戻って大変だたアルネー」
「あーパパアルー」娘もかよ!

・・・・バカだこいつ、バカすぎる。
あまりのバカさ加減に、涙が出た。
ああ俺、結婚して良かったなあ。ホントに良かったなあ。




オクサマ、大喜びした。「うちも、やる?やる?」

その前に娘を産むところからはじめないとね、と返すと「そ、それはオクサマが一身に浴びているダンナチンの寵愛を娘に奪われるので今は却下。」

大笑いしたよ。オクサマと結婚してよかったなぁ。
2005年06月12日

オクサマの勘は冴えるよ

オクサマの待ち合わせの予定に合わせ、僕と一緒に二人で出かける。あまり時間はないのだが、途中買い物のために高島屋に寄らなければならない。

代々木からか、新宿からか、何線でどう行くのが一番ロスがない?オクサマの勘で計算するんだ!というとオクサマは「うーん、うーん。」と悩み始めた。

そして「はっ、勘じゃ計算じゃないじゃん!」と僕のボケに楽しそうにつっこんだ。
2005年06月14日

飲み会からオクサマが帰ってきたよ

オクサマが玄関のドアをガバっと開け「伝説の酔っ払いが帰ってきたぞー!」と僕に絡み始めてケタケタ笑った。

意味がわからないよ、オクサマ。
2005年06月16日

オクサマは、よく鼻が利くよ

僕が風呂から上がると、オクサマがくんかくんかと鼻をならし「なんだかダンナチンから美味そうな匂いがする」と言って僕の二の腕に鼻をうずめてかぶりついた。

食べられる!
2005年06月20日

オクサマに、お土産を買ったよ

オクサマの体調が今ひとつ良くなかった。僕は仕事帰りに食材の買出しをして、ついでにお菓子コーナでひとつ選んで帰った。



少し沈んでいたオクサマが、機関車トーマスの形をしたラムネのお菓子を見て少し元気になったよ。中身のラムネ一つ一つがトーマスの顔をしているのを見て、また笑っていた。

そしてオクサマは一気に食べてしまいそうになったけれど「後で中身も一緒に写真を撮る」と一粒残した。だからこの中にまだ一粒ある。
2005年06月21日

オクサマは、僕のシャツを脱がすよ

朝、僕が出かける準備をしていると、いきなりオクサマにシャツを脱がされた。

「ダンナチン、他のシャツ、着ていく?」

どうやらそのシャツがオクサマの好みではなかったようだ。しかし僕は今日はそれを着るつもりだったので取り返そうとするけれど、オクサマはそのシャツを羽織り、僕の要求を拒む。


「オクサマが着ているから、これ、着ていけないね!へへ!」

脱がそうとするとオクサマはふざけながら嬌声をあげる。

……な、なんだか楽しいよ!オクサマ!


朝から大笑いした。

ひとしきり遊んだ後、僕は違うシャツを選んで会社に出かけたよ。
2005年06月22日

オクサマと、協議したよ

6月に入り段々と暑くなってきた。

だからオクサマと協議の上、お風呂の給湯温度を1度下げ、39度に設定したよ。
2005年06月23日

お茶を、たくさん飲むよ

家でお茶を沸かすようになったので、オクサマはお茶を入れておく容器を一つ買ってきた。

「これでたくさんお茶が沸かせる!」と勇んではじめたはずだったのだが、オクサマはコンビニで紙パックのお茶を買っていた。僕も帰りに紙パックのお茶を買ってきていた。

習慣とは、恐ろしいものだよ。
2005年06月26日

昼下がりのオクサマはのんびりしているよ

お休みのお昼過ぎ、お店の約束の時間に間にあわせるためにオクサマと一緒に出かけようとした。

でも家を出なくてはいけない時間を15分過ぎてもオクサマの準備が終わらないことに、僕は少しイライラしてしまった。


僕とオクサマの間に険悪な雰囲気が流れた。

そして、けんかをしながら駅に向かって歩いていたら、その通り道に面した喫茶店の中の様子が目に入ってきた。

中では、70歳くらいのおじいちゃんとおばあちゃんがいて、おじいさんが「あーん」と口をあけているところに、おばあちゃんがケーキを食べさせようとしていた所だった。

しかし、その瞬間に、店員さんが他のものを持ってきたために、あわてておばあちゃんの手が引っ込められているのを見た。


オクサマに教えると、オクサマも気がついていて「かわいい」と感想が返ってきた。「あんなふうになろうね」ともいった。


それから、僕とオクサマはけんかを再開した。
2005年07月02日

僕は会社に行くよ

朝、寝ているオクサマを起こさないように出かける準備をした。

それでも玄関口から寝室に向かって、オクサマ、行ってきます、と声をかけた。

すると、オクサマはむっくり起き上がり、よた、よた、と生まれたてのキリンのような歩みを見せつつ、玄関までやってきた。

そんな懸命のオクサマに答えるべく僕は万全(ハグ)の体制で迎えた。


いざ!

しかしオクサマは「た、立ちくらみがする」と座り込んだ。

僕はやり場のない腕を宙に突き出したまま立ち尽くした。


なんのコントか。
2005年07月04日

アイスが食べたいとオクサマが言ったよ

オクサマが、アイスが食べたいといった。しかし、冷蔵庫には、ない。夜も遅く、すっかり寝るつもりだったので外に出るのも、ちょっと面倒だった。

オクサマの気を紛らわせるために、オクサマに、ダンナチンとアイスどっちが好きか、聞いてみた。「それは、ダンナチンだけど、pinoだったら引き分けだな」と答えが返ってきた。

翌日僕はpinoを買って帰ってきた。そしてこっそり冷蔵庫に入れておいたよ。
タグ: pino
2005年07月07日

オクサマは得したよ

pinoを買ってきた翌日の朝、僕の出勤途中にオクサマからメールが入った。

 件名:ハイッ!
 本文:ピノ食うた。箱はからじゃー。


その日の夜、僕がもう一つ買ってくると、オクサマは大喜びした。ずいぶんpinoが気に入っているようだ。

そしてそのまた次の日の夜、僕が、帰りがけに何か買って帰るものがないかと確認すると、pinoのリクエストがあった。この夏、オクサマにpinoブームがやってきた、と思ったら前日買って来たのがまだ冷凍庫にあった。

オクサマにそれを指摘すると、「はあああっ!すっかり忘れてた」「でも二個あるなんてオクサマ、トクした!」と前向きなコメントが返ってきた。「昨日も食べたのに、今日もだなんておかしいと思ったよ。そうだよね。そんなに食べられないよね」と僕は笑う。

翌朝、僕が会社に行く準備をしていると、テーブルの上に、pinoの空箱が、2つあったよ。
タグ: pino
2005年07月11日

オクサマは僕の不実をなじるよ

「ダンナチン、ハグ!」

暑いからいやだと言うと「フギャー!ついにこの季節が来た!」とオクサマは嘆き、「暑くても、ダンナチンはもっとがんばるように」と諭された。
2005年07月15日

抜け殻の僕が家に帰るよ

現在、僕が参画しているプロジェクトが、とてもタイトなスケジュールで進行している。

立場上、自分の仕事だけではなく、プロジェクト全体を見て動かなければならないため、ちょっと、忙しい。そして一方では自分の論文の準備もはじめている。

でも1日は10時間しかない(僕の場合、長時間働いても能率が落ちるだけなので、目安をおいている。)だから、ものすごく濃密に働く。働いて帰る頃には抜け殻の僕が出来上がる。


オクサマは、ふらふらと帰ってきた僕をお風呂に叩き込む。そしてワシワシと頭を洗ってくれる。そして僕は少し元気になっている。


あー、結婚してよかったなーと思いながら、明日も、がんばれる。
2005年07月19日

オクサマはすばやく掃除をしたよ

来客があるのをすっかり忘れていたオクサマの起床と同時にオクサマの携帯電話がなった。うちの近くまで来ているということだったけれど、しばらく待ってもらい、普段ではありえない速度でオクサマは準備をした。そしてなんとか部屋を片付け、お茶の準備をしたところで、チャイムが鳴った。



そして来客は、玄関先で用事を済ませて帰っていった。

用件は、先日僕が結んだオクサマの医療保険の契約確認だったのだけれども、「玄関先で良いなら最初からそう言ってよね!」と被保険者はご立腹だったよ。
2005年07月23日

オクサマに夕食をリクエストするよ

仕事中、カレーが食べたくなった。それもひき肉で作ったドライカレーを食べたくなったのでオクサマに夕食のリクエストのメールを送った。

メールの中で沸き起こる僕のカレーコールにオクサマは苦笑いし、「その願いは聞き入れられた!」と返事があった。

オクサマもカレーは好きなので何ら問題はない。あるとすれば前々日に作った普通のカレーがまだ冷蔵庫に残っていることくらいだ。

味覚が近いだと、毎日のご飯が余計に楽しい、よ。
2005年07月30日

僕は仕事で徹夜をしたよ

緊急の問題対応をするプロジェクトメンバーのフォローのために、数年ぶりに日をまたいでの作業を余儀なくされてしまった。オクサマには終わったら連絡すると伝えて作業をした。

予定では、翌日午前半休を取ってオクサマと「フィリップス・コレクション展」を見に行こうと思っていたのに、作業が終わったのは、朝だったよ。

早朝、オクサマにいまから帰ることをメールで伝えると返事が返ってきた。起きていたんだと聞くと「フィリップス展行くって言っていたから連絡来るかなーと思って起きていたんだけど。」と。

結果的に約束を破ってしまうことになって、すまん、と少しへこみながら謝ると、「へこむな!手を抜いたわけでも自分のせいでこうなったわけでもないんだから堂々としていなよ!寝ろ!」と、怒られた。

オクサマ、ありがとう。


するとオクサマは「つぐないしてね!並のお詫びの品じゃ家に上がれませんよ!」と続けた。


だから、僕はピノを5箱買って帰ったよ。
タグ: pino
2005年08月01日

オクサマに、僕への愛を問うたよ

この夏、オクサマのピノへの愛は、やまない。だから、そろそろ、はっきりさせておかねばならない。

「オクサマ!ピノとダンナチンどっちが好き?」

「ピノ」

「じゃ、じゃぁ!ピノを持ったダンナチンとピノは!?」

「ピノを持ったダンナチン!」


かろうじて僕のプライドは保たれたよ。
タグ: pino
2005年08月06日

オクサマは、衝撃の一言を放ったよ

「ダンナチン、ハゲ!」


風呂上りにぬれたままの髪で涼んでいた僕に、オクサマは、衝撃の一言を、放った。

しかし、オクサマは髪の毛に触れると「なんだ、ぬれているせいか」「いやー、薄く見えてびっくりしたよ。ストレスではげたのかと思った!安心した!」と言った。


オクサマは、お年頃の僕の心を、的確にかき乱すよ。
2005年08月10日

オクサマは回転するよ

朝、いつもより早く目が覚めた。

今日の予定を立てていたら、寝ているオクサマの体が、ベッドに対して斜めになっていた。

さらに作業をし、メールの返信をし終わったら、寝ているオクサマの体が、ベッドに対して真横になっていた。

シャワーを浴びて着替えたら、寝ているオクサマの体が、ベッドに対してまっすぐになり、半回転していた。

僕は、オクサマの超寝返りの完了を見届けられない無念を抱えて会社に行くよ。
2005年08月11日

オクサマは、僕に尋ねるよ

オクサマとご飯を食べたあと、僕がソファから立ち上がる。

「ダンナチン、どこいくの?」

今は朝で僕がこれから会社に出勤しなければならない時間であることを知っていながら、オクサマは敢えて聞くよ。

だから、僕も、オクサマがわざとやっていることに気が付かない振りをして、仕事だよと答える。

すると「行っちゃうの?行っちゃうんだね?オクサマより仕事の方が好きなの?」とオクサマはしがみつく。僕が、うん、と返事をするとオクサマが、はっと驚き、締め付ける力が緩む。その隙に、僕は会社と言う名の戦場に向かうよ。

「天国だと思っているくせに!」


オクサマは、頬を膨らませ僕に抗議する。
2005年08月15日

彼女は、憤慨するよ

オクサマが彼女だった頃の話を思い出して、オクサマと話していたら僕は鈍感だったと弾劾された。

それは外で二人で食事をしているときの話。

彼女が飲み物をこぼしたり、大皿の料理を取り分けようとしてつかみ損なったりしても、僕は「大丈夫、誰も見ていないから!」とフォローしていたつもりだった。しかし、彼女はなぜか不満げだった。

2、3度繰り返して気がついた。

僕だけは、いつだって彼女を見ていなくては、いけなかったのだ!

オクサマは、僕が当然のことをわきまえていないと、僕の不誠実さを指摘するよ。だから僕は、世の中に、僕の是非を問うために、今日のエントリーを記したよ。
2005年08月16日

オクサマは、コンセントを挿すよ

雨の中、家に帰るとほとんどの家電のコンセントが抜かれていた。

雷が鳴っていたからだとオクサマは言う。しかし僕が帰ってしばらくすると雷がまだ鳴っているなか、コンセントを挿し始めた。

「独りだと、雷で家電が壊れるのが不安だったけど、ダンナチンが帰ってくると何か安心して挿しちゃった。ナンダコリャ!」

それはオクサマが、僕を避雷針と勘違いしているからだと思ったよ。
2005年09月01日

オクサマは「さのじ」と呼ぶよ

あるとき、オクサマは「外で呼んでも恥ずかしくないダンナチンの呼び方を考える!」といった。

そして「さの字と呼ぶことにする!」と宣言したよ。


名前の最初の一文字をとった、さの字。中岡慎太郎が『慎の字』と呼ばれるようなものだがずいぶん間抜けな語感だった。

そう、オクサマは間抜けな語感が、好きだ。僕が大きな毛むくじゃらの犬を歩くさまを『もふもふ』と表現したら、しばらく犬を見るたびに『もふもふ、もふもふ』とつぶやいていたこともある。

僕が、名前や名前を変形させたいくつかの候補の中もあったのにこれを選んだということは、もはや外で呼んでも恥ずかしくないとかどうでも良くなっているんだろう?と聞くと「えへへ、オクサマかわいいだろー?」と笑ってごまかされた。


そして早速オクサマは僕を「さの字」と呼ぶ。「さの字、さの字」と繰り返して呼んだりもした。


そして3日たった頃、どんどん崩れはじめた。


「さのー」「三文字ー」「佐野ー」「佐野っちー」


もはや誰だかわからない。
2005年09月04日

夏の大掃除をするよ

少し遅めの夏休みを取って、オクサマと部屋の大掃除をした。

一時間ほどかけて本棚とか、机とか、クローゼットの中を整理し、僕はあらかた片付けたつもりでのんびりしはじめた。だけれどもオクサマが、怒った。

「さもんじ、ぜんぜん床掃除が出来ていない!」


オクサマは僕が汚れに気がついて、なお、掃除をサボったと思って憤慨していた。

しかし、そうではないのだ。僕は、汚れに対する閾値が低いというか、掃除に対する認識が低い。そのため、汚れていることに気がつかずにいることが多い。

そんなことは胸を張って言うことではないのだけれども、意外なところで認識の差が明らかになった。

僕とオクサマと『この状態は掃除が必要である』という認識を合わせて、床掃除をした。


部屋が綺麗になった。僕の目から見ても。

「それにしても、まさか、掃除が必要なことに気がついていなかったとは思わなかったよ。」「聞いてみるもんだ。」とオクサマは振り返った。

そして新たな事実も発覚した。

「今回だけじゃなくて、いつもダンナチンは汚れていても掃除をわざとしていないと思っていた。」

「ダンナチンはちっとも掃除をしてくれないとむかついていた。」


今日も夫婦のすれ違いは救われたよ。
2005年09月08日

オクサマは、僕がわかりやすい性格だと主張するよ

「さのじは、とてもわかりやすい。食いつきが違うもん。」

食事の後、ご馳走様、おいしかったと僕が言うと、オクサマは言ったよ。

「今日の食事は気に入ったんだね。聞いてもいないのにさのじは美味しい、美味しいと言っておかわりまでした。」

最近数ヶ月、オクサマに食事の準備をお願いしているのだけれども、その中でオクサマは僕の行動に有意な差があることを発見したようだ。いつも同じように感謝して食べていたつもりなのにそんな違いがあるなんて、指摘されるまで気がつかなかった。

「でも、普通のときは、一口食べたときにだけ美味しいと言う。」

オクサマの発言はとても興味深い観察結果だった。じゃぁ、それ以外のときは?と聞くと「ありががとう、とだけ言う。」という返答があった。

我ながらわかりやすすぎてびっくりだ。

「さらに味の感想を求めると、ちょっと塩味が…と言うけれど、私と同じ感想なので、まぁ、良いかと思う。」

味覚が同じでよかったと、心から思ったよ。

さもなくば……。


……さもなくばどうなるんだろう?
2005年09月13日

僕は今日も会社に行くよ

朝、出かける前に、僕は忘れ物がないか、オクサマとチェックすることがある。僕がよくハンカチを忘れたりするから。

「定期!」 もった。

「財布!」 もった。

「家の鍵!」 もった。

「ハンカチ!」 もった。

完璧! 「よっ出来る男!」



僕が得意げな顔をしたのを認めたオクサマはすかさず付け足した。

「最低限ね!」

今日の僕は(最低限)出来る男だ。


駅に行くまでちょっとニヤニヤしながら歩いたよ。
2005年09月17日

ホワイトボードを使いこなすよ

うちのダイニングキッチンのテーブルの上にA4サイズのホワイトボードがある。これが結構便利だ。

目的は近いうちにやるべきことを見えるようにしておくこと。

そしてふたりですることや問題点を書いておき、二人で共有しておくこと。すると、一方が忘れても一方が思い出せばいいことになる。


例えば買い物の項目が書いてある。

・ハンドソープ
・バター
・調味料トレー

ほかにもやらなきゃいけないことが書いてあったり、一時的に立て替えたお金が書いてあったりする。今月共通財布に入れた生活費の金額も。

・結婚式の連絡
・コンタクト用品1000円(オクサマ)
・8月の生活費50000円投入

やらなくてはいけないことを書いておけば、すぐに出来なくても忘れることがなくて、便利だ。僕は自分自身の記憶を信用していないので、忘れるために、書く。

ところで、最近オンラインで近いことが実現出来るツールを見つけた。

checkpadという自分自身のやるべきことをチェックするツールだ。僕とオクサマがそれぞれやるべきことをリスト化して、共有することでお互いのリストを確認しあうこともできる。そしてやるべきことのスコープをホワイトボードよりもより短くすることが出来るのが便利だ。

オクサマと一緒に使おうと思って見せたら「便利だー。」と反応があったあと「今はいい。」「使う時にはダンナチンに言うからそのときに登録してよ。」と却下された。

「ネットだとダンナチンは会社からもチェックできるだろー?」「監視されるみたいだし、いろいろやっていないのがばれるからヤダ。」

今も僕が家に帰ったら、ばれてることに、オクサマは気がついていない。
2005年09月23日

オクサマは飲むよ

喉が渇いたので冷蔵庫からお茶のボトルを取り出してコップに注いだ。

それをテーブルに置き、冷蔵庫にボトルを戻して振り返ると、テーブルの上のコップは空だった。

テーブルに座っていたオクサマに『ダンナチンのコップ空になった事件』を報告すると「怪しい奴がごくごく飲んで玄関から出て行きました!」と言う有益な目撃証言が得られた。
2005年09月23日

オクサマは気遣うよ

僕が飲んで帰った日、『のだめカンタービレ』最新巻をお土産に買って帰った。しかしオクサマは既に眠っていた。

オクサマの好きな土産を買って来たのに残念だったな!オクサマ!と思いながら読んで寝た。

朝起きてオクサマに買って来たよと伝えて出かけた。しかし会社で鞄を確認したら取り出したはずの『のだめカンタービレ』が入っていた。

家に帰って聞くと僕が起きる前に読んでいたらしい。そして酔っ払って読んだから良く覚えていないと僕が言ったのを聞いて鞄に仕込んだらしい。

「出来る妻の気遣いデスよ」と言われた。
2005年09月26日

オクサマは別れを告げるよ

「楽しかったよ。これでお別れだ。じゃあな、元気でな。」

三連休明けの朝、オクサマは僕に大仰に『行ってらっしゃい』を言った。
2005年09月29日

僕は本を読むよ

ここ数ヶ月、いくつかの仕事が重なって、月の半分くらいは終電ちょっと前の電車で帰宅する程度に忙しい。そんなときは帰宅したらご飯を食べて寝るだけになってしまい、ほとんど余暇が無い。

するとオクサマは、いつの間にか僕が仕事以外の本を読んでいないことに気が付いて「本を読まないダンナチンはなんか嫌なんだよう!」と苦情を言う。しかし、残念ながら、しばらく気分が乗らなかった。

昨日、仕事の本を買うために本屋に寄ったとき、ふと思いついて一冊の小説を買ってきた。家に帰って読み始めたら、読みふけってしまった。するとオクサマがまたもや苦情を言う。

「本を読んでいるダンナチンはオクサマのことをほったらかしで嫌なんだよう!」
2005年10月02日

オクサマは一貫した主張をするよ

オクサマは寝起きの僕に言う。

「さのじ、顔を洗ってきなよ」

うん、と返事をして、僕は僕の体に絡み付いているオクサマの腕と足をほどいて立ち上がろうとしたら「だめ。行っちゃやだ。」と拒絶された。

またもや言っている事とやっている事が矛盾している!

オクサマ、矛盾しているよ!と僕が指摘すると「今までもオクサマは言っている事とやっている事が違っただろ?だからこの態度は今までと矛盾していない。」と強引に納得させられた。
2005年10月02日

オクサマは企むよ

日曜日の夜、オクサマと買い物に出かけ、食事をした。

その帰り道、オクサマは嘆く。

「ああー、明日からダンナチンは仕事かー。」

「そういえば、ダンナチン、具合悪いときは休めるって言っていたよね。」



「オクサマ、明日ダンナチンが会社に行くと具合悪い。」

「具合が悪いなぁー。困った。」




休めないよ。
2005年10月06日

オクサマをなだめるよ

時々、僕はオクサマの機嫌を損ねる。

「ダンナチンはちっとも早く帰ってこない」とか「ダンナチンは何かに夢中になるとオクサマの話を上の空で聞く」とか「ダンナチンは寝起きで動きたくないオクサマにモスバーガーをテイクアウトしてきてくれない。」とか原因は些細な問題から深刻なものまである。

大抵は話し合うことで解決もするが、深刻なときはオクサマは怒っていることをアピールし続ける。こんなときは、オクサマを陽に干した毛布でくるんで寝かしつけてご飯を作って起こすのが効果的だ。あっという間にオクサマの機嫌は直る。僕なりの危機回避策だ。

後ろ向きであることは認める。「ダンナチンは、オクサマが機嫌悪いときは何か食わせておけばいいと思っている!」とオクサマにも弾劾される。しかし、まんまと機嫌を直してしまうのだから仕方がない。

ところで今日、日本愛妻家協会の存在を知った(「日本愛妻家協会」は地球を救う!?」経由)。そして防妻マニュアル制作委員会始動!!を読んだ。

僕は防妻には非常食レシピ(妻の好物)が欠かせないと提案せずにはいられない。
2005年10月17日

結婚式の練習するよ

エントリーに頂いたコメントで結婚式の誓いのキスは2秒が最適、という話を聞き及び、試みにオクサマと練習をした。

しかし結果は、惨憺たるものだった。

「んーっ!んーっ!」

オクサマが、悶えた。

「真面目にチューしちゃ、だめー!」「オクサマをキュンキュンさせてどうする!」

「死ぬー。」

死ぬらしい。結婚式に向けて暗雲が立ち込めた。
2005年10月19日

オクサマは違いが分かるよ

結婚式の準備を家でしているとき、オクサマはつぶやいた。「ダンナチン、世界遺産のナレーターって調べられる?」

日曜日の夜、テレビでは世界遺産が放映されていた。「オダギリジョーのようなんだけど、こういう仕事はやらないよねー?」

手元に置いてあったパソコンで調べてみたら、本当にオダギリジョーだった。特徴のある声ではないと思うし、少なくとも僕には聞き分けられない。オクサマの偉業をたたえると「オクサマも今自分でびっくりした!」「でも、すごいのかすごくないのかわからない。」「困った。」

そのままテレビをつけっぱなしにして結婚式の準備を再開した。しかし、しばらくするとオクサマは「ダメだ!いくら世界遺産の番組の内容を聞こう聞こうと思ってもオダギリジョーの顔しか頭に浮かばない!」と突然叫んで僕を大いに笑わせた。オクサマはいつだって唐突だ。
2005年10月21日

オクサマは、僕を軟禁するよ

家に帰るなり、オクサマに文句を言われた。

「ダンナチンはずるい!たまにしか家にいないのはずるい!」

そういえばここしばらくはずっと僕の帰りが遅い。そのせいで結婚式の準備がぜんぜん進んでいない。帰ってきてもヘロヘロでオクサマに任せっぱなしになりつつある。すまないと、謝ろうと思ったら、違った。

「たまにしかいないからダンナチンが家にいるとオクサマがうれしいじゃないか!こんなの不公平だ!ずるい!」

僕は大笑いして元気になったよ。

そして食事をしてお風呂に入り、ヘロヘロな僕は先に寝ることにした。

すると「明日起きたら鍵がかかっていて寝室から出られないかもね。フフフ。」とオクサマはいい、そしてよそいきの声で「すみません、うちの旦那、体調悪いようなので、今日は休ませてください」と電話をかける振りをした。


軟禁されるよ!オクサマの予行練習もばっちりだ!
2005年11月03日

オクサマは夢中で泳ぐよ

僕の仕事も忙しいけれども、週半ばの祭日、なんとか休みを取ることが出来た。

朝、ベッドで横になっているオクサマに結婚式の準備をしようと声をかけると「スィースィー」と言いながらオクサマの手足がうごめいた。昨日の夜、僕が寝てからも作業をしていたようなので、まだ寝たりず、少し寝ぼけているみたいだった。

なに?と聞いたら「古式泳法だよ。」「逃げているんだよ。」と回答があった。

準備しなくちゃいけない現実から逃げたいのか。

でも結婚式は今週末だよ、とオクサマの耳元でささやいたら再び眠りに落ちたよ。
2005年11月04日

オクサマと週末を迎えるよ

土曜日になると、オクサマと一緒に見る番組がある。「ブロードキャスター」だ。

僕が平日仕事でほとんど家にいないこともあって、普段はオクサマとはすれ違いが多い。でも土曜日の夜に、一週間のニュースを追っかけながら一緒に会話をすると、なんとなく一週間分の時間を共有した気分になれるのだ。

実は、以前、土曜日の夜に用事があったときは録画をしたこともある。いや、自分でも録画をしてまで見る性質の番組ではないと思うのだけれども『我が家の週末』を迎えるために必要なのだ。オクサマに、そう録画した理由を伝えたら大笑いされた。

大笑いされたけど、以来、我が家では土曜日の10時になるとオクサマが「週末が来た!」といってうれしそうにテレビをつける。僕も楽しい。

そしてたいていの場合は「あぁ、世界不思議発見を見忘れた。」とオクサマは気付いて愕然とする。オクサマは、ミステリーハンターの一人の女性の内面やファッションを素敵だと思って、出演を気にかけているようなのだけれども、タイミングが悪いことにいつも彼女が出演する回を見逃すのだ。

だから、あるときから我が家の週末は土曜の9時になった。しかし、まだ彼女は出てこない。
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