オクサマの本を夢中になって読んでいたらオクサマが悔しそうにしていた。「オクサマを構え!」という。
オクサマの顔を見たら、実にいい「悔しい表情」をしている。オクサマは悔しそうな顔をするのが上手だよねと言うと、『お、ダンナチンがかまってくれはじめた』という顔をしながら「だって、オクサマは結婚してからずっと悔しくて歯を食いしばってるんだよ」「オクサマは追いかけられたいんだよ。なのにいつもダンナチンを振り向かせるために必死になって歯を食いしばってるんだ。そりゃうまくもなるよ!」と主張する。
そういえば、僕は悔しがった覚えがない。悔しい表情というものを作ったことがない。「ほらみろ、オクサマばっかり」というので、悔しい表情の作り方を習った。
「まず下唇を上の歯で噛みます」実演しながら説明する。「そして上唇を歯にかぶせます」「違うよ、もっと深く」と熱烈に指導する。完成した僕の顔に「いい!悔しそう!ダンナチンすごく悔しそう!」と喜んでいた。
そのまま僕が本の続きを読み始めようとしたらオクサマも同じ顔をした。
2007年11月30日
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