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2007年01月05日

僕とオクサマは握手をして新年を迎えたよ

年が暮れようとしていたとき、オクサマは僕に右手を差し出した。

「来年もよろしくお願いします」

今年も夫婦の契約更新の時期である。僕は一拍置き、歯磨き拒否権を認めて欲しい、と手を差し出す。いつの間にか契約に盛り込まれた「一緒に寝る前の歯磨きをする」の拒否権である。僕が先に歯磨きをして寝ようとすると、無理やり引き戻される。だが眠い時は動けないのである。

「だめだよ」と手を引き戻すオクサマ。では、週1回の制限で、と持ちかけるがオクサマは譲らない。僕は粘り強く交渉し、譲歩し、年が明ける直前に月1回で交渉が成立した。「仕方ないなー」とオクサマは右手を差し出す。

僕とオクサマは「今年もよろしくお願いします」と握手をした。そして僕は先に歯を磨いて寝た。そしてオクサマは僕にお菓子を勧めに来た。
2007年01月11日

オクサマが帰ってこないよ

休日、出かけるオクサマを「普段乗りなれない電車だから反対方向に乗っちゃ駄目だよ」と送り出そうとしたら「そんなことしない!」と頬を膨らまされた。そして「たまにあるけどそれは中途半端に知っている駅だと適当に乗っちゃうんであって!」「普段行き慣れない駅だからちゃんと表示見るよ!」と言っていた。

数時間たち、用事を済ませたオクサマから「今から帰る。電車に乗った」と連絡があった。そして、少し経ち、僕がおかしいと思い始めたころ、「○○○駅に着いてしまった!」と連絡があった。

適当に乗ったオクサマは、着いてはいけない駅に、着いてしまった。
2007年01月16日

オクサマは僕がいなくても大丈夫だと言ったよ

我が家には結婚祝いで頂いた布団乾燥機がある。残念なことに外観デザインがオクサマの好みとは異なったのだが、普段はしまっておけることもあり、オクサマによって愛用されている。お祝いに頂いた中ではもっとも利用頻度が高いものだ。

冬、オクサマは、寝る前に「布団が冷たい!」「暖めて!」と僕に言うのだ。そして僕が布団乾燥機を出して稼動させると「ふふふ、これでダンナチンがいなくても冬を乗り切れるよ」「ダンナチンイラズだ」と言う。「はー、ぬくい」とオクサマは布団乾燥機のエアマットと添い寝する。

ダンナチンイラズと呼ばれる、しかし寒くて動けないために僕がいないと利用されない家電をオクサマは愛してやまない。そして僕が布団に入ると「もういらないから止めて」と言う。

2007年01月20日

僕は打つ手がなくなったよ

友達と食事をして帰宅した。出迎えた妻が鼻をスンスンならし「何の匂いだろう?匂うぞ」と嗅ぎ始めた。

ガーリックピザを食べたのを思い出しながら、僕が「口かな?」とハグをしたらオクサマは悶絶していた。じたばたしながら何とか逃げ出したオクサマは「歯を磨いてきなよ」と勧めた。

歯を磨いて戻ると「今度は歯磨き粉くせー」と言われた。そして逃げ出そうと、じたばたしていた。
2007年01月24日

結婚3年目を迎えたよ

オクサマに結婚3年目の目標をたずねてみた。しばらく考えて「ダンナチンに勝ち続けることかな?」といった。

「だっていつもダンナチンと競っていると論理的に負けそうになるんだよ!」「そんな状況の中、うやむやのうちに私が勝った雰囲気にするのがどれだけ大変なことか!」と言う。論理的に負けなら負けじゃないのかと僕が問うと、オクサマは「だって私は論理的じゃないから論理的な負けは負けじゃないもん!」といった。

僕は、一瞬納得してしまい、うやむやのうちに丸め込められた。そして3年目が始まった。
2007年01月26日

オクサマは嗅覚によって行動するよ

僕が帰宅したら、先に仕事から帰ったオクサマが寝ていた。疲れて仮眠をしている。ただ、いかにホットカーペットの上とはいえ風邪を引きかねないので僕は声を掛けて起こした。すると「はい!オクサマは顔を洗って寝ます!」と寝ぼけている割には元気に立ち上がり、手を上げて宣言した。

ご飯をどうするかたずねたら「ごめん、作ってないんだ……私はいいや」と洗面所に向かい寝支度を整え始めた。僕だけなら手軽に済ませようと考え、冷蔵庫にあまっていた野菜を炒め、インスタントラーメンを茹でた。

食べ始めようとしたら、ちょうどオクサマが、リビングにバッグを取りに戻ってきた。まだ開かない目でヨタヨタと歩いていたのだけれど、「いい匂いする」と鼻を動かしながら僕のほうへ寄ってきた。そして僕の前に座り込み、目と口を開けてじっと僕を見始めた。

僕が見つめ返すとオクサマはニヤッと笑って両手を差し出した。蛇ににらまれた蛙はオクサマの手に器を委ねた。

「ラーメンは好きじゃなかったんだけど、なぜかダンナチンの作るラーメンはうまいんだよねー」

僕は半分残ることを祈ってやまなかった。

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