オクサマは間近に迫る誕生日にプレゼントして欲しいものを考えていた。僕は当初、オクサマが最近欲しがっているフットマッサージャをプレゼントすることも考えていた。でも「欲しいんだけど二年続けて電化製品の誕生日プレゼントは女子としてちょっと寂しい」「もっとわくわくしたいの!」と言う主張により保留となっていた。
でもアクセサリや服などのは自分で買ってしまうこともあって、なかなか気に入るものがすぐに思い浮かばないようだった。そうして数日たったとき、オクサマは食器を洗いながら「キッチン用品にする!」と宣言した。
「欲しいお皿があったんだよね。あと大きいオーブンレンジも買ったしお菓子作りもしたいんだ」と言う。それらは二人で共有して使うものだし、誕生日プレゼントとしてはちょっと物足りない気もする。僕がそれを確認したら「誕生日プレゼントってことなら普段買わないようなプラスアルファのあるものも堂々と買えるからいいの」と言う。
「ダンナチンは必要じゃないものにはすぐ財布の紐を縛るからさー」と言いながら、自分の好みのものを自由に選べる喜びを堪能していた。今度の休みに、一緒に買いに行くことにした。
*油汚れにはとぎ汁で
*お米のとぎ汁で洗剤いらず!