僕は、今、禁煙をしている。タバコが健康に悪いことはもちろん僕も知っていたのだが、習慣化してしまい、かれこれ6年ほど喫煙をしていた。
しかしオクサマと付き合い始めてからというもの週に10日くらい禁煙を勧められる状況と、タバコを吸うたびに発せられるオクサマの冷たい視線と、その冷たい視線を浴びてうっとりする真山のモノマネをする自分に絶えられなくなった僕は、禁煙を決意したよ。なお真山のうっとりについては
ハチクロ4巻p31-32参照のこと。なお僕は森田さんが好きだ。
禁煙2ヶ月を経過して、ようやくタバコを吸いたいとは思わなくなり、禁煙が順調に進んでいると思っていたのだが、昨日オクサマから衝撃の事実を告げられた。「最初の3週間、ダンナチンは禁断症状でかなりピリピリしてイライラしていて怖かった、もしこれがずっと続くようなら離婚を真剣に考えた。」と。
僕がさらに驚いたのは、自分ではその自覚がなかったことだ。内心確かに落ち着かないことがあったし、吸いたい衝動を抑えるのに精一杯だったことを記憶しているのだけれども、あまり表出させていないつもりだった。
夫婦のミゾはこんなところから生まれるのかもしれないと大いに反省する。
「ダンナチンはいつだって自分のことを理解していない」というオクサマの言い分が全てだろう。
言いたい事を言い合える関係性を築けたためかもしれないけれど、結婚してから学ぶことは多い。
ところで禁煙をしていると、友人や同僚にその理由を問われるのだが、僕は「家庭の方針で」と答えることにしている。オクサマと僕の力関係をほのかに匂わせる感じがとてもよいからだ。
僕はマゾか。